銀行口座の開設に関して
■日本での銀行口座の開設
日本の銀行にも法人口座には「当座預金口座」と「普通預金口座」があります。
ひと昔前だと法人を設立すると、比較的簡単に当座預金口座を開設してくれ、小切手帳などを発行してもらえました。しかし現在は、設立したばかりの法人では当座預金口座を開設するのは難しいようです。通常の株式会社でさえそうなのですから、外国会社ではなおさら無理でしょう。
 
日本の銀行にも法人口座には「当座預金口座」と「普通預金口座」があります。
ひと昔前だと法人を設立すると、比較的簡単に当座預金口座を開設してくれ、小切手帳などを発行してもらえました。しかし現在は、設立したばかりの法人では当座預金口座を開設するのは難しいようです。通常の株式会社でさえそうなのですから、外国会社ではなおさら無理でしょう。
特に手形や小切手を振り出す必要がないのなら、日本では当座預金口座は必要ありません。通常の営業活動をするのならば、普通預金口座で何ら問題はないのです。
 
取り引きする銀行は都市銀行がいいだとか、小さい会社は地元の信用金庫などと付き合っておくほうが良い、などという話をよく耳にします。金融機関からの融資が目的だと、こういうことを気にすることになります。
しかし、今はこの手の話にはほとんど根拠がありません。大手の都市銀行だろうと、地元の小さい信用金庫だろうと、優良な担保や保証人がある会社には黙ってお金を貸します。そうでない小さな会社には、例え地元の小さな信用金庫だってなかなかお金を貸してくれることはありません。
これからの時代、できたての小さな会社が、金融機関からの融資に頼っていては話にならないでしょう。あくまでも無借金経営を志すのが正解だと思います。
設備投資などで、最初から大きなお金を動かさなくてはならないような会社は、そもそもこのような海外法人をつくるべきではないと思います。たくさんの資本金を用意して、通常の日本の株式会社をつくり、銀行ともしかるべきお付き合いをするほうがいいでしょう。そうなると我々のような外国会社の日本支社は、どこの銀行とお付き合いしてもいいことになります。お客さまからの振込みのことなどを考えると、名の通った大手の都市銀行がいいかもしれません。
 
銀行へは入金の確認、現金の引き出し、振込みなどと煩雑に通うことになります。行きやすさ、窓口や駐車場の混雑度、サービスや対応などをよく見て、近くの銀行から決めることになります。
できたてホヤホヤの登記簿謄本と代表者印を持って、さっそく口座の開設に出かけてみましょう。普通預金口座の開設そのものは、個人の口座開設と何ら変わりがありません。銀行に備え付けの口座開設依頼書の口座名義人を会社名にして、銀行届出印のところに代表者印を押します。専用の銀行印を用意してあるのならばそれを押します。そして登記簿謄本とともに窓口へ出すだけです。
私が銀行口座を開設したときは、窓口の女性に「デジタルポイント・インコーポレイテッドさんは法人ですか?」と聞かれてしまいました。持っていた登記簿謄本を差し出すと、ビックリしたような顔をしていました。外国会社というのは、銀行でもやはり認知度が低かったのです。しかしその後お付き合いを重ねていくと、外国会社ということで銀行のほうでも興味があるらしく、下手な日本の小さな会社よりよく覚えていただいています。
銀行ではその場で通帳をもらえます、ということは口座番号も決まったわけです。キャッシュカードは後日のできあがりとなります。何かとても簡単ですけど、これで日本での法人口座も無事開設できたわけです。
 
 
■米国での銀行口座の開設
ハワイでの法人口座開設は、米国でビジネスをおこなう場合にのみお勧めしております。ハワイ法人を設立したからといって、法人口座を必ず持たなくてはいけないという決まりはありません。
ハワイでの法人口座開設の際は様々なご注意点も含め、その時に個別にアドバイスさせていただいております。
 
法人口座開設代行(自分がいかなくても代行会社が口座を作ってくれる)は、弊社では行っていません。本来、銀行口座の開設には本人確認が伴うからです(パスポートのコピーだけでは本人かどうかわからないですよね)。きちんとした銀行であれば、外国人に簡単に口座を開くわけはありません。
また、口座を開設する際、お金を預けますが、そのお金を動かせる人の登録をサインで行います(役員に限られます)。口座開設代行のシステムは代行会社の社員があなたの役員になりすまし登録をし、口座開設する恐れがあります。その場合、その代行会社の社員のサインでないとお金の移動ができない、解約するにもその会社の社員のサインがないとできないということになります。最悪の場合、その社員がいなくなったり、その人がお金に困ったら簡単に引き出せる・・と考えるとゾッとしますね。
大切なお金を預ける海外での口座開設は、どんな銀行でどのような対応なのか、自分の目でしっかり確かめてからおこなうべきです。
 
また、ただハワイに銀行口座を作りたいのであれば、法人口座ではなく個人口座をお勧めしております。
日本と米国の銀行はシステムが違います。開設した後でどうしたらよいか困る前に、最初に弊社に
ご相談ください。弊社推薦の銀行と直接コンタクトが取れるように手配させていただきます。
ハワイでの銀行口座開設に関するサポートサービスは、弊社でハワイ法人設立を行っていただいた方のみのサービスとさせていただいておりますのでご了承ください。

 


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